東京大豆は、ストップ高を含む急伸です。為替がやや円高に振れるなか、Non大豆が軒並みストップ高に張り付くなど、シカゴ大豆の上昇を計算した理論値よりも大幅な上昇となりました。シカゴが続伸する要因となった原油の急騰をはやす展開となっています。前日比は、Non大豆が軒並み2000円高、一般大豆は1300~1600円高です。
東京コーンは急反発です。為替が一時1ドル=102円台後半まで円高に振れたものの、21日のシカゴが大幅続伸して、この日の夜間取引もさらに上伸したことに支援されました。先限は寄り付きでストップ高となりましたが、その後はストップ高を外れました。また、海上運賃の急落で期近の上げ幅はやや抑えられました。大引けの前日比は、560~770円高です。
<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらずの103円付近で取引されています。原油高や株安、米利上げ期待のはく落などを手掛かりとするドル売りの流れが東京市場も続き、ドルは午前に一時1週間半ぶりのドル安/円高水準を更新しましたが、売りが一巡した午後には、一段のドル売り手掛かりに乏しいとの見方から、小口の買い戻しが先行しました。午前に一時1カ月ぶり高値をつけたユーロ/ドルも午後には反落しました。
<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、NY原油の急騰を受けて5限月がストップ高を付ける急伸し、製品も原油高から急伸、灯油は大半の限月がストップ高に張り付くなど、上げが止まらない展開でした。ガソリンの当限は納会を控えて、9万円超では利食い売りに押されましたが、期先にかけてストップ高で引けました。3油種全てが一代高値を更新です。また、すべての油種の当限と先限が期近ベース、先限ベースで上場来高値を更新しました。NY原油7月限は午前中に一時135ドルまで上昇する場面も見られましたが、その後は134ドル台でもみ合いとなりました。前日比は、ガソリンが1000~2700円高、灯油が2700~3620円高、原油が1290~2700円高です。
<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続伸です。金はNY高を背景に軒並み続伸し、先限が連日で一代高値を更新しました。後場中盤には上値を伸ばす場面が見られましたが、終盤には対ユーロのドル高を嫌気したドル建て現物相場の急落に圧迫されて全限月が大幅に値を削りました。銀もNY高を引き継いで全限月が600円台を回復すると同時に先限が一代高値を更新しましたが、終盤の金の上げ幅縮小に追随し、大引けにかけて値を削りました。前日比は、金が6~13円高、銀が8.2~16.6円高です。
白金系貴金属(PGM)は、軒並み上昇です。白金は円高となりましたが、NY急伸を受けて買い優勢で始まりました。その後は買い戻しなどが入ってジリ高となり、先限ベースで3月6日以来の高値7168円を付けましたが、終盤のユーロ安を嫌気した売り物に圧迫されて大引けにかけて急落し、総じて今日の安値圏で終えました。パラジウムはNY高を受けて反発しました。前日比は、白金が35~148円高、パラジウムが13~25円高です。
大豆は夜間取引の流れを受け高寄りで始まり、その後も高値更新を続ける原油を背景に堅調だった大豆オイル主導で一段高となりました。また商品市場全般の上昇を受けインフレ懸念もサポートとなったようです。大豆7月限は17.5セント高の1349.0で引けました。アルゼンチンでのストライキは本日で終了し、政府側との話し合いに移る予定です。
コーンは前半にかけて大幅に価格が上昇し、その後も堅調に推移しました。昨日とは一転して今朝は、ローカルや取引員筋による積極的なコーン買い/小麦売りが目立ちました。コーン7月限は17.45セント高の607.25で引けました。前半の上昇は、夜間取引における大幅な石油価格の高騰による影響との見方。中西部にかけては、降雨が予測されていますが、作付けが遅れている東部では、月曜日まで乾燥気候が続くとの観測です。
小麦は上値で始まり、一時794まで上がりましたが、週末にかけての降雨予測により乾燥が続くグレートプレーンズ産地の作況改善の見込みから後半にかけては下押されました。小麦7月限は前日比6.0セント安の778.0で引けました。豪産地のごく一部では降雨観測がありましたがまだ干ばつは続くとの見込みです。
<NY原油市場>
原油在庫が予想外の532万バレルの大幅減少となったことを受けて、NY原油は133ドル台と高値を大きく更新しました。原油7月限は4.19ドル高の133.17で引けました。米ガソリンの小売価格は1ガロン当り4ドルをつけているとこともありますが、近い将来5~6ドル/ガロンもありそうとの見方も広がっています。
<NY貴金属市場>
原油価格の高騰やドル安を受け、NY金は本日も続伸となりました。また、テクニカル的にもポイントとなる抵抗をブレイクしたことでショートカバーの買戻しが入ったようです。銀は連れ高、プラチナは昨日からの反発もあり大幅上昇となりました。金6月限は8.4ドル高の928.6、銀7月限は32.5セント高の1805.0、プラチナ7月限は73.3ドル高の2221.1で引けました。
東京大豆は、総じて反発です。前場は、高寄りした後に円のジリ高を嫌気して続落圏に沈む限月が目立ちました。しかし、後場は円高が一服すると買い戻しが優勢となり、Non大豆の4月先限と一般大豆の10月限を除いて反発して大引けしました。前日比は、Non大豆が4月先限の120円安を除いて20~510円高、一般大豆は10月限10円安を除いて30~400円高です。
東京コーンは下落です。20日のシカゴは反発したものの、前日の大引け時点の夜間取引とほぼ同水準で引けたことや、為替が1ドル=103円台前半まで円高に振れたことで、寄り付きから総じて軟調に始まりました。後場に総じて一段安となり、期先から下げ幅が大きくなりました。期近は海上運賃の続伸に支援されてプラスサイドで推移したものの、大引けでマイナスサイドに振れました。大引けの前日比は、300~60円安です。
<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点からドル安/円高の103円前半で取引されています。米原油先物CLc1が1バレル=130ドルに接近し、過去最高値を更新したことで、ドル売り安心感が広がりました。ユーロはアジア勢の買いを背景に堅調でした。ユーロは5月独IFO業況指数が市場予想を大幅に上回り103.5となったことで、一時約1カ月ぶりの高値となる1.5739ドルまで上昇しました。通貨オプション市場ではボラティリティが上昇し、市場の円高警戒感の高まりを示しています。
<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、円相場が強含んだものの、NY原油が史上最高値を更新したことなどを受けて大幅続伸しました。製品も原油高を背景に期先中心に急伸しました。原油・ガソリン・灯油のすべてが一代高値を更新し、すべての油種の当限と先限が、それぞれ期近ベース、先限ベースで上場来高値を更新しました。NY原油7月限は午後3時半ころから徐々に上昇しており、129ドル台半ばまで地合いを引き締めています。前日比は、ガソリンが1050~2520円高、灯油が2110~2700円高、原油が780~2350円高です。
<国内貴金属市場>
金・銀は反発です。金はNY高を背景に反発して始まりましたが、午後5時ごろまでは寄値を挟んでこう着状態となりまた。ただドイツの経済指標発表後のユーロ急伸に追随してドル建て現物相場が上昇したことから、大引けにかけて上値を伸ばし、総じて高値引けとなった。銀もニューヨーク高や金上昇に支援されて反発した。金・銀の4月先限が、それぞれ一代高値を更新した。前営業日比は、金標準が34~44円高、銀が11.5~18.2円高。
白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムは総じて続落です。白金はNY安や円高を受けて売り優勢で始まりましたが、金や原油の上昇が下支え要因となってプラスサイドを回復しました。後場に入ると、先限の7000円の節目が抵抗線となり、もみ合ったが大引け間際に急伸して総じて高値引けとなりました。パラジウムはNY安と円高を受けて軟調となり、総じて安値圏で終えました。前日比は、白金が14~52円高、パラジウムが30~5円安です。
大豆はドル安や原油高を背景に高寄りで始まり、その後もローカルや取引員筋による積極的な買戻しが見られ、大豆オイル主導で堅調に推移しました。また、コーンや大豆の作付けが予想よりも遅れていることもサポートとなったようです。引けにかけては売りが先行しマイナスに転じています。大豆7月限は1.5セント安の1331.5で引けました。産地では作付けに適した天候見通しとなっています。
コーンは産地での作付けが予想よりも遅れていることから堅調に推移しました。コーン7月限は3.0セント高の589.75で引けました。週末にかけて22%作付けが進展しましたが、予想を下回りました。関税撤廃を唱えている大統領や農務長官の反対を買うなか米政府は、輸入品であるエタノール1ガロンにつき、54セントの関税をつけることに支持しました。そしてエタノールやバイオ燃料の使量が増加したことによって3%値段が上昇することを討論しました。
小麦は夜間取引の動向を引継ぎ上値で始まり、ドル安、豪産地で続く干ばつ、また作況が思わしくないというUSDAによる穀物進捗報告により一時806まで上がりましたが後半では下押されました。良作は先週より2%減の45%、不良は3%増の24%となりました。小麦7月限は前日比7.0セント安の784.0で引けました。
<NY原油市場>
為替市場でのドル安、インフレヘッジのための投資人気などに支えられ、NY原油は129ドル台と130ドルに迫る動きとなりました。本日納会の原油6月限は2.02ドル高の129.07で取引を終了しました。中国での地震の影響により石炭が不足しており、ディーゼルへの需要がシフトしていることもサポートとなりました。
<NY貴金属市場>
軟調なドルに加え、史上高値を更新した原油を背景としたインフレ懸念よりNY金は大幅上昇となりました。また、オプションの期日を控えショートカバーの動きも背景にあるようです。銀は連れ高、プラチナは昨日発表されたレポートへの失望感を背景に手仕舞い売りが先行し軟調に推移しました。金6月限は14.4ドル高の920.2、銀7月限は69.7セント高の1772.5、プラチナ7月限は10.4ドル安の2147.8で引けました。
大豆はアルゼンチンでのストライキが解決に向かうとの見方から軒並み安で始まり、その後も総じて軟調な動きとなりました。現在行われてるストライキは明後日に終了する予定ですが、その後は政府側との話し合いに持ち込まれる見通しとなっています。また、コーンや大豆の作付けが順調に進んでいることも圧迫要因となったようです。大豆7月限は45.0セント安の1333.0で引けました。大豆の週間輸出検証は853.1万Buとなっています。
コーンは小幅安で始まりましたが、一時は作付け遅れの懸念もあり、一時堅調に推移したものの、引けにかけては再び軟化しました。7月限のコーンは、4.25セント安の586.75で引けました。引け後の作付け進捗率は73%と予想を下回るも、前週より大幅に進展しました。そして来週までには平年通りの作付けが進展するとの見方もあります。週間輸出検証は、2731万buと予想を下回りました。
小麦は夜間取引の流れを受け上値で始まり、最近の価格下落に対して消費国の引合いも強まっていることから、堅調に推移。小麦買い/コーン・大豆売りのスプレッドも目立ちました。アルゼンチン政府と生産者の間で未だに対立している関税、小麦輸出登録取止めの問題の影響で小麦播種が滞り、また在庫が輸出できない状況にあるとのことです。週間輸出検証は1200万Buでした。小麦7月限は前日比15.5セント高の791.0で引けました。
<NY原油市場>
サウジアラビアが6月より日量30万バレルの増産を行うと発表したものの、世界石油の需要を満たすに十分かどうか懐疑的な見方も広がり、総じて堅調な動きとなりました。原油6月限は0.76ドル高の127.05で引けました。先週の米戦略備蓄の積み増し停止、サウジの増産など弱気ニュースも出ていますが、現在のラリーを抑えるにはさらなる弱気材料が必要との意見もあります。
<NY貴金属市場>
高止まりしている原油や、序盤軟調だったドルを背景にNY金は堅調に推移しましたが、その後経済指標の結果が好感されドルが強含んだことで利益確定の動きが先行し上値は限定されました。銀やプラチナは連れ高となっています。金6月限は5.9ドル高の905.8、銀7月限は6.8セント高の1702.8、プラチナ7月限は26.2ドル高の2158.2で引けました。ドルの地合いが強まっている中で、サポートとなっている原油が高値圏にあることから、積極的な買いは見られないようです。
東京大豆は、Non大豆の4月先限を除いて反落です。前場は、夜間取引の反落を受けて追随安しました。しかし、後場は夜間取引が下げ渋ったことから、一般大豆の期近を除いて下値を切り上げました。Non大豆の4月先限は結局続伸し、一代高値を更新して引けました。前営業日比は、Non大豆が4月限の310円高を除いて460~20円安、一般大豆は590~410円安です。
東京コーンは総じて急反落です。為替が1ドル=104円台前半まで円高に振れるなか、16日のシカゴが反落して、この日の夜間取引でもさらに下落したことに圧迫されました。ただ、海上運賃が大幅続伸となっていることで、期近は下げ幅が抑制されて、大引けで期近7月限のみ小幅ながらプラスサイドを回復しました。大引けの前営業日比は、590円安~30円高です。
<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず104円前半で取引されています。前週末海外でドルが売られた反動から、週明けの東京市場は序盤こそ買いが先行しましたが、主だった買い手掛かりがない中での上昇は午後に入って一巡しました。主要通貨は狭いレンジ内で上下する展開が続きました。今週は経済指標など目立った手掛かりがないだけに、市場では再び高値を更新した原油価格の行方などが、目先の焦点とする声が出ています。
<国内石油市場>
国内石油市場は大幅上昇です。原油は、NY原油の上昇を背景に反発です。製品も大幅上昇です。ガソリン・灯油ともに高値から値を削ったものの、いずれも大幅高で引けました。灯油は10万円超の水準では利食い売りに押されやすい展開となりました。終盤は夜間取引の下落や円相場の強含みから原油・製品ともに上げ幅を削りました。ガソリンの3限月、灯油の全限月、原油の4限月が一代高値を更新しました。ガソリン・灯油の当限が期近ベースで、灯油と原油の先限が先限ベースで、それぞれ上場来高値を更新しました。NY原油6月限は午後3時半以降、荒れた動きを見せており、一時127ドルに迫ったものの、その後126ドル割れまで値を崩しています。前営業日比は、ガソリンが320~1360円高、灯油が520~870円高、原油が240~690円高です。
<国内貴金属市場>
金・銀は、続伸です。金は円高となりましたが、NY急伸を受けて軒並み買い優勢で始まりました。その後は利食い売りなどに押されて上げ一服となりましたが、後場に入ると、ユーロ高に支援されて地合いを引き締め、先限ベースで4月23日以来の高値3066円を付けました。銀もNY高を受けて買い優勢となりました。前営業日比は、金が67~81円高、金ミニが69~78円高、銀が7.8~12.2円高です。
白金系貴金属(PGM)は、続伸です。白金は円高となりましたが、NY急伸を受けて買い優勢で始まりました。その後は期先4月限の一代高値更新などで買い戻しが進み、先限ベースで3月7日以来の高値7005円を付けました。パラジウムもNY高を受けて買い優勢となりました。前営業日比は、プラチナが191~253円高、パラジウムが21~53円高です。
大豆はドル安に加えて、高値を更新した原油を背景に大豆オイル主導で軒並み高で始まり、その後は軟調なコーンが圧迫要因となったものの、アルゼンチンでのストライキが延長されたこともはやされ堅調に推移しました。また、マレーシアパームオイルの上昇もサポートとなった模様です。大豆7月限は30.5セント高の1378.0で引けました。米中西部では作付けに適した天候見通しとなっています。
コーンは堅調な動きを見せる大豆や小麦と同様に、ドル安や原油の上昇を受け、前半は強含んだものの、作付け進展の見通しより、後半にかけては軟化しました。7月限のコーンは8.0セント安の591.0で引けました。南東部では、不安定な天候になりましたが大部分ではコーンの作付けに好適な気候が続いています。東部では、これから降雨が予想されますが、来週まで引き続き乾燥の見通し。北東部では、来週に降雨が予想されていますが、それまでには多くのコーンが作付けされるとの見方です。
小麦はドル安、コーン、大豆、周辺市場の堅調な動きを受け、高値で始まり、中盤ではコーンの下落と共に軟化する場面もありましたが、後半は持ち直しました。昨日にかけてテキサス、デルタ、中央、南部小麦ベルトで降雨観測があり、この雨が小麦生育を促進するとの見方もあります。小麦7月限は前日比4.0セント高の775.5で引けました。
<NY原油市場>
為替市場でのドル安がサポートとなり、NY原油は一時127ドル台と高値を更新しました。原油6月限は2.17ドル高の126.29で引けました。GS社が今年後半には141ドルに達するとの強気見通しを発表したことも、上昇の背景にあります。石油価格の高騰を受けて米議会は米戦略備蓄への積み増しを停止し、一般への供給を増やすことを採決しています。
<NY貴金属市場>
原油高やドル安を背景にファンド筋による買いが入り、NY金は昨日に続き大幅上昇となりました。また、オプションに絡んだ動きやテクニカル要因もサポートとなったようです。但し、高値レベルでは週末の利益確定によりやや押されています。銀は連れ高、プラチナはテクニカル要因や南アでの電力問題がはやされ大幅上昇となりました。金6月限は19.9ドル高の899.9、銀7月限は27.5セント高の1696.0、プラチナ7月限は55.1ドル高の2132.0で引けました。
東京大豆は、軒並み急伸です。Non大豆の踏み上げ相場の勢いが衰えず、一般大豆も含めて後場はさらに一段高しました。Non大豆の期先2本が拡大ストップ高に張り付きました。前日比は、Non大豆が1540~3000円高、一般大豆は500~1690円高です。
東京コーンは期近から急反発です。為替が1ドル=104円台後半で小動きとなるなか、15日のシカゴが反発して、この日の夜間取引でもさらに上伸したことに支援されました。また、海上運賃が大幅高となっていることで、期近から上げ幅が大きくなり、期近2本が拡大ストップ高で引けました。大引けの前日比は、490~1200円高です。
<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から下落し、104円前半で取引されています。手掛かり難が続き、午前中から小動きの展開が続いていましたが、短期筋による週末を控えた調整のほか、前日105円台で売り切れなかった実需筋の売りがやや見られたということです。夕方にかけての取引では米系証券の売りが出たとみられています。
<国内石油市場>
国内石油市場はガソリンと原油は続落し、灯油はまちまちです。15日のNY原油は続落したものの、油種間でまちまちの展開となりました。灯油は前日の一代高値更新を反映して3油種の中でもっとも地合いが強く、7月限以外の5本が一代高値を更新し、先限は再び10万円台に乗せて始まりました。後場に入ってもみ合いが続きましたが、午後4時以降NY原油の夜間取引が急落したこともあって、大引けにかけて全般に下落する展開となり、ガソリン、原油で4ケタ安の限月が出たほか、灯油も一部限月はプラスサイドを維持できませんでした。前日比は、ガソリンが1190~540円安、灯油が460円安~260円高、原油が1030~390円安です。
<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み上昇です。金はNY急伸を引き継いで上昇しました。高もち合いが続いた後、午後4時過ぎにいったん上げ幅縮小も終盤に再上昇し、軒並み40円以上の上げ幅を維持しました。銀もNY高を背景に反発し、期先2本は570円台を維持して引けました。前日比は、金が40~47円高、金ミニが34~47円高、銀が1.7~5.8円高です。
白金系貴金属(PGM)は、反発です。白金はNY高を受けて買い優勢で始まりました。その後は原油安などを背景に週末前の利食い売りが出て上げ一服となりましたが、後場に入ると、ユーロ高などに支援されて堅調となりました。終盤も期近の大幅高に支援され、12月限までの4本が200円以上の上昇幅を維持して引けました。期近6月限は7023円まで買われ、約2カ月半ぶりの高値をつけました。パラジウムもNY高を受けて反発しました。前日比は、白金が185~231円高、パラジウムが13~30円高です。
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内容は難解。このサイトを勝手にリンクに貼っているサイトの多くは、 「意味不明なクール・サイト」 と説明していますが、何度も読んでいると不思議に理解できます。より直接的な(そして禁断の扉)買収技術や防衛策に触れたい人は、
<a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50022642.html " target="_blank"><i><i><strong><i><strong><span style="font-size:large;"><strong>買収 <白騎士と黒騎士……それぞれの盟約></strong></span></i></strong></i>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50022642.html )</i></a>
を。騎士たちの歴史や精神的背景・習性が解ります。
一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、
CBSと、<a href="http://www.cnn.co.jp/business/business.html " target="_blank"><span style=font-size:x-large>「CNN」</span></a> が、かなり存在感を維持しています。
こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。
<a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html " target="_blank"><i><strong><span style=font-size:large><i><strong>メディアの明日 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日></strong></i></span></strong></i>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html )</a>
を御覧ください。
恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。
特に<span style=font-size:x-large><strong><a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html " target="_blank">「メディアの明日 - 3」</a></strong></span>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html )は必見。
「メディアの明日 - 4 <ネオ・リベラリストの世界征服>」などが消去され、この近辺の記事では唯一の残存分です。
諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、
<a href="https://www.cia.gov/index.html " target="_blank"><strong><span style=font-size:x-large>「CIA」</span></strong></a>が、存在感を強めているといえるでしょう。
そうなると、<a href="http://foia.fbi.gov/ " target="_blank"><strong><span style=font-size:x-large>「FBI」</span></strong></a>は逆に、
CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?
DIA、NSA、CIA、FBIの未公開ファイルなどは、
<a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/ " target="_blank"> <i><strong><span style=font-size:x-large>世界情勢真相</span></strong> (Pandora's Box)</i>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/ )</a>
が、頻繁に掲載しています。
CIA、FBIなどの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。「D」はこのカテゴリーの未公開分(約8割)を再公開する意向との情報も有り。
それから、<a href="http://www.dejavu-dd.com/ " target="_blank" title="世界情勢 デリバティブ 世界の天候 移民問題 国際情勢真相 世界情勢解説"><span style="font-size:large;"><strong>世界情勢 デリバティブ 世界の天候 移民問題 国際情勢真相 世界情勢解説</strong></span></a> ( http://www.dejavu-dd.com/ )
も(通称;騎士たちのデジャ・ヴ)、
3年越しの沈黙の後、ついに再始動の噂。
大豆は夜間取引の流れを受け軟調に寄り付き、その後も原油が反落したことや、アルゼンチンでのストライキ問題が解決に向かうのではとの見方が広がり急落しました。引けにかけては、大幅に反発したコーンに追随し、30セント以上戻しています。大豆7月限は32.0セント安の1347.5で引けました。大豆の週間輸出成約は旧穀が20.14万トン、新穀が300トンと予想レンジ内の結果となっています。
コーンは産地での乾燥温暖見通しより一時急落するも、後半にかけては大きく戻して、強含みました。コーン7月限は2.75セント高の599.75で引けました。週間輸出成約は旧穀が54.7万トン、新穀が13.9万トンで、期近主導で上昇した模様です。長期的にはエタノール需要の増加見通しより、底堅いとの見方も背景にあるようです。
小麦は昨日の動きを引継ぎ小幅安で始まり、アジア・ヨーロッパの小麦増産への期待が圧迫要因となり軟調な動きでしたが、後半はコーン同様に堅調な動きに転じました。小麦7月限は前日比7.5セント高の771.5で引けました。週間輸出成約は旧穀12万トン、新穀44万トンと予想を上回りました。豪産地で続く干ばつが引続き懸念されています。
<NY原油市場>
天然ガスの在庫増加レポートを受けてNY原油は一時121ドル台まで下落するも、依然として下値では投資人気が根強く、引けにかけてはほぼ変わらず付近まで戻す動きとなりました。最近のラリーに対して行き過ぎとの見方が広がりつつあるものの、テクニカル的には依然として売りシグナルが出ていないとの声もあります。原油6月限は0.10ドル安の124.10で引けました。
<NY貴金属市場>
ドルが弱含んだことや原油の上昇を受け、NY金は序盤から堅調に推移し、その後はドルの反発や原油の反落により押される場面も見られましたが、ショートカバーによる買戻しの動きやテクニカル要因がサポートとなり終始堅調に推移しました。銀は連れ高、プラチナはバーゲンハンティングにより堅調に推移しました。金6月限は13.5ドル高の880.0、銀7月限は7.2セント高の1668.5、プラチナ7月限は37.7ドル高の2076.9で引けました。
東京大豆は、総じて急反落です。Non大豆の期先が続伸したものの、一般大豆の全限とNon大豆の期近と期中は急反落しました。反落限月は夜間取引安による上昇一服感から利食い売りに崩れましたが、Non大豆の期先は下値を売り込んだ向きからの買い戻しが続き続伸しました。前日比は、Non大豆が2800円安~1360円高、一般大豆は2270~900円安です。
東京コーンは急落です。朝方為替が1ドル=105円台前半まで円安に振れたものの、14日のシカゴが続落して、この日の夜間取引でもさらに下落していることに圧迫されました。前場から期近がストップ安となり、後場では全限月がストップ安となりましたが、大引けでは期中2本がストップ安を外れました。大引けの前日比は、800~650円安です。
<国内石油市場>
国内石油市場は原油、ガソリンが反落し、灯油は続伸です。原油はNY原油の反落を背景に売り優勢で推移しました。ガソリンは原油安が圧迫材料となり下落したものの、安値からは値を戻しました。ただ、灯油は終盤に地合いを引き締め全限月が一代高値を更新するとともに、先限ベースで10万円の大台に一時乗せ上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが580~280円安、灯油が130円安~1110円高、原油が540~230円安です。
<国内貴金属市場>
金が総じて上昇し、銀は続落です。金はNY安となりましたが、ドル建て現物相場の下げ一服や円安を受けて買い優勢で始まりました。その後は円安一服を受けてマイナスサイドに転じる場面も見られましたが、午後のユーロ高に支援されてプラスサイドを回復して堅調となりました。銀はNY安を引き継いで続落しました。前日比は、金が3円安~7円高、銀が5.2~0.5円安です。
白金系貴金属(PGM)は、軒並み下落です。白金はNY安を受けて売り優勢で始まったのち、押し目買いなどが入ってプラスサイドを回復しました。後場に入ると、円安一服や原油安を受けて地合いを緩めて下げ幅を拡大しましたが、ユーロ高などが下支えとなりました。パラジウムもNY安を受けて売り優勢となりました。前日比は、白金が117~66円安、パラジウムが6~2円安です。
午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から若干円高の104円後半で取引されています。前日海外から強まったドル買いの流れを受けて東京市場も序盤はドル買いが先行しましたが、105円台での戻り売り需要に押され、徐々に上値を切り下げました。明確な方向感を欠く市場では、欧米経済指標や株価をにらみつつ、ドルが105円以上を維持してNY市場の終盤を迎えるかどうかが注目されています。
在庫レポートではディーゼル油を含む留出油在庫が予想以上の増加となったことから、NY原油は軟調な動きとなりました。原油6月限は1.58ドル安の124.22で引けました。米国内での需要は減少しつつあるものの、世界的な需要が鈍化しない限り、石油価格は上昇し続けるとの見方もあります。
<NY貴金属市場>
軟調な原油やドル高を受け、NY金は手仕舞い売りにより軟調に推移しました。原油やインフレからドルへと焦点が移っており、またドルの地合いが強まっていることから手仕舞いモードになっているようです。銀は連れ安、プラチナはテクニカル要因も加わり大幅安となりました。金6月限は3.1ドル安の866.5、銀7月限は21.5セント安の1661.3、プラチナ7月限は34.3ドル安の2039.1で引けました。
<シカゴ穀物市場>
大豆は原油や金などの軟調な周辺市場を背景にやや軟調に寄り付くも、引き続きコーンの作付け状況が順調だったことがサポート要因となりその後は底堅く推移しました。一方、軟調なコーンや小麦が圧迫要因となった模様です。大豆7月限は前日比変わらずの1379.5で引けました。NOPAレポートによる4月末時点の大豆オイルの在庫は2409億ポンドと事前予想を上回っています。引き続き、穀倉地帯での乾燥した気候が見込まれています。
コーンは米中西部における乾燥した気候が引き続き、軟調に推移。コーン7月限は11.0セント安の596.25で引けました。作付け進行状況についての見方が交錯する中、このまま現在の気候が続くと、来週の中盤にかけて平年通りの作付け状況になるとの見方もあります。5月当限は正午で取引を終え、7.75セント安の安納会となりました。
小麦は続落するコーン、軟調な大豆が取引員筋のストップロスの売りを誘発し小麦も続落、7月限は年初来安値を更新しました。豪産地では未だ干ばつが続いており、週末にかけて降雨予測も出ていますが、作付けの遅れが懸念されています。小麦7月限は前日比31.75セント安の764.0で引けました。
東京大豆は、軒並み大幅続伸です。後場に入っても、夜間取引が次第に上値を切り上げる展開が続いたことから、Non大豆は期近6月限を除いた5限月がストップ高に張り付いたまま大引けしました。すでに全限月が半値戻しを達成している一般大豆は、利食い売りなどに上値を削る限月もありましたが、大幅続伸となりました。前日比は、Non大豆が2130~3000円高、一般大豆は1490~2400円高です。
東京コーンは総じて反発です。13日のシカゴが続落したものの、為替が1ドル=104円台後半まで円安に振れていることや、大豆が大幅続伸したことに支援されておおむねプラス引けしました。とくに期先の上げ幅が大きくなりました。ただ、期近7月限は海上運賃安でマイナス引けしました。大引けの前日比は、580円安~530円高です。
<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇、105円前半で取引されています。夕方にかけての取引で、ユーロ/ドルは1.5480ドル付近から急落し、その後も売り地合いが続いており1.5400ドル付近でもみあっています。こうした流れを受け、ユーロは対円でも売られました。対照的にドルは対円で一時105.21円をつけました。目先のターゲットは5月初旬につけた105.70円とされています。
<国内石油市場>
国内石油市場は急反発です。原油は円安と海外原油高を背景に買い優勢で推移して大幅上昇です。製品も原油高と円安から買いを集めて急伸しました。灯油は当限を除く5限月がストップ高で引け、ガソリンの当限を除く5限月と灯油と原油の全限月が一代高値を更新しました。終盤は1ドル=105円台前半まで円安が進んだことも追い風となりました。原油と灯油の当限は期近ベースで、ガソリン・灯油・原油の先限は先限ベースで、それぞれ上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが1680~2280円高、灯油が2700~3300円高、原油が1470~2300円高です。
<国内貴金属市場>
金がまちまち、銀は反落です。金はNY安となりましたが円安に相殺されてまちまちで寄り付いた後、円ジリ安に支援されて後場中盤にかけて軒並み上昇しました。ただ終盤にはドル一段高を嫌気したドル建て現物相場の下落に圧迫されて値を削り、まちまちとなりました。銀はNY安を引き継いで、終日マイナスサイドで上値重く推移しました。前日比は、金が8円安~2円高、銀が12.3~6.2円安です。
白金系貴金属(PGM)は総じて反落です。白金はNY安を受けて軟調に始まりましたが、原油高などが下支え要因となり、後場中盤にはプラスサイドへ切り返して上値を伸ばしました。ただその後のドル一段高が嫌気されて、大引けにかけて全限がマイナスサイドへ急落し、下げ幅を拡大しました。パラジウムもNY安を受けて売り優勢で始まり、終日上値重く推移しました。前日比は、白金が55~7円安、パラジウムが15円安~1円高です。
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を。騎士たちの歴史や精神的背景・習性が解ります。
一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、
CBSと、<a href="http://www.cnn.co.jp/business/business.html " target="_blank"><span style=font-size:x-large>「CNN」</span></a> が、かなり存在感を維持しています。
こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。
<a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html " target="_blank"><i><strong><span style=font-size:large><i><strong>メディアの明日 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日></strong></i></span></strong></i>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html )</a>
を御覧ください。
恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。
特に<span style=font-size:x-large><strong><a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html " target="_blank">「メディアの明日 - 3」</a></strong></span>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html )は必見。
「メディアの明日 - 4 <ネオ・リベラリストの世界征服>」などが消去され、この近辺の記事では唯一の残存分です。
諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、
<a href="https://www.cia.gov/index.html " target="_blank"><strong><span style=font-size:x-large>「CIA」</span></strong></a>が、存在感を強めているといえるでしょう。
そうなると、<a href="http://foia.fbi.gov/ " target="_blank"><strong><span style=font-size:x-large>「FBI」</span></strong></a>は逆に、
CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?
DIA、NSA、CIA、FBIの未公開ファイルなどは、
<a href="http://blog.livedoor.jp/dd_freak/ " target="_blank"> <i><strong><span style=font-size:x-large>世界情勢真相</span></strong> (Pandora's Box)</i>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/ )</a>
が、頻繁に掲載しています。
CIA、FBIなどの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。「D」はこのカテゴリーの未公開分(約8割)を再公開する意向との情報も有り。
それから、<a href="http://www.dejavu-dd.com/ " target="_blank" title="世界情勢 デリバティブ 世界の天候 移民問題 国際情勢真相 世界情勢解説"><span style="font-size:large;"><strong>世界情勢 デリバティブ 世界の天候 移民問題 国際情勢真相 世界情勢解説</strong></span></a> ( http://www.dejavu-dd.com/ )
も(通称;騎士たちのデジャ・ヴ)、
3年越しの沈黙の後、ついに再始動の噂。
大豆は軟調なコーンや周辺市場の影響を受けやや軟調に寄り付きましたが、米中西部での乾燥した気候や、コーンの作付け進行状況が順調なことから大豆への転作懸念が後退し、新穀主導で大幅上昇となりました。また、原油の高騰やアルゼンチンでのストもサポートとなったようです。大豆7月限は37.0セント高の1379.5で引けました。
コーンは今週後半にかけての中西部での乾燥見通しを受けて軒並み安で始まり、一時6ドルの大台を割込みましたが、引けにかけては幾分戻しました。コーン7月限は7.5セント安の607.25で引けました。作付けは急ピッチで進むとの見方がある一方、低温により発芽も遅れているとのことです。
小麦は小幅安で始まり、小麦/コーンのスプレッドによる積極的な小麦買い、コーン売りがあり一時809台まで回復しましたが、産地の天候回復、また軟調なコーン、コメのストップ安など軟調な他市場が圧迫要因となり中盤では再び下落しました。米南部では木曜に通り雨の見込みがあり、作況改善になるとの見方です。小麦7月限は前日比9.75セント安の795.75で引けました。
<NY原油市場>
南米や欧州でのディーゼルやヒーティングオイルの供給が需要に追いついていないとの兆しや、イランが来月より日量40~100万バレルの減産を行うとの見通しがはやされ、反発しました。原油6月限は1.57ドル高の125.80で引けました。次回のOPEC総会は9月となり、その前の特別総会の予定はないとのことです。
<NY貴金属市場>
米小売売上高の結果が好感されドルが買われたことで、NY金はストップロスを巻き込み大幅下落となりました。但し、原油が反発したことで下げ幅は縮小されました。銀やプラチナも連れ安となっています。金6月限は15.3ドル安の869.6、銀7月限は39.7セント安の1682.8、プラチナ7月限は49.9ドル安の2073.4で引けました。高値圏での推移を続ける原油がサポートとなっていますが、下落に転じた場合の影響が懸念されているようです。
東京大豆は、軒並み大幅続伸です。後場は、一般大豆の期近を除いて前場における期先主導のジリ高地合いを引き継ぎ総じて一段高しました。前引けに期先2本が拡大ストップ高となっていたNon大豆は、前日に続き軒並みストップ高に張り付きました。一般大豆も期先3本は大引けまでジリ高が続き、4月先限は連日の一代高値更新を演じました。前日比は、Non大豆が軒並み3000円高、一般大豆は190~2100円高です。
東京コーンは大幅続落です。為替が1ドル=103円台後半で小動きとなるなか、週明けのシカゴが急落して、今日の夜間取引でもさらに続落したことに圧迫されました。前場では期近の下げ幅が大きくなりましたが、後場は期先も下げ幅を拡大しました。大引けでは先限を除く5本がストップ安となり、先限も790円安とあと一歩に迫りました。大引けの前日比は、800~790円安です。
<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅安の103円後半で取引されています。日経平均株価が堅調だったことからクロス円がしっかりした値動きを見せながらも、方向感を探る動きで午後はもみあう展開となりました。市場の関心は、きょう発表の欧米の経済指標と株価などに向けられているようです。
<国内石油市場>
国内石油市場は総じて下落です。原油は、NY原油の反落を受けて売り優勢となり、おおむね4ケタ安です。ガソリンも原油安から反落しました。原油・ガソリンは安寄り後に一時地合いを引き締めたものの、後場に入り夜間取引の下落から一段安となりました。しかし、ガソリンは下値を切り上げ期近6月限が130円高、その他の限月は500円以内の下げで引けました。灯油は終盤に7、8月限がプラスサイドでしっかり推移する場面があったものの、引けにかけて売られ軒並み3ケタ安です。灯油は2番限以降の5本が一代高値を更新し、先限ベースでの上場来高値を更新しました。前日比は、ガソリンが410円安~130円高、灯油が850~140円安、原油が1460~990円安です。
<国内貴金属市場>
金は続落し、銀は反発です。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まりましたが、原油安に対する警戒感から序盤の買いが一巡すると上値の重い展開となり、後場に入るとマイナスサイドに転じて軟調となりました。銀はNY高を受けて反発し、先限ベースで約3週間ぶりの高値を付けましたが、金反落などを受けて上げ幅を縮小しました。前日比は、金が20~15円安、銀が11.1~17.0円高です。
白金系貴金属(PGM)は白金が反発し、パラジウムはまちまちです。白金はNY高を引き継いで買い優勢で始まり、先限ベースで約2カ月ぶりの高値を付けました。ただその後はユーロの上値の重さなどを受けてもみ合いとなり、後場に入ると、利食い売りなども出て上げ幅を縮小しました。パラジウムはNY高を受けて堅調に始まりましたが、他の貴金属の上値の重さを受けてまちまちとなりました。前日比は、白金が57~95円高、パラジウムが6円安~12円高です。
大豆は先週の流れを引き継ぎ高寄りで始まったものの、軟調なコーンや予想よりも乾燥した気候見通しを受け売り圧力が強まり軟調に転じました。大豆7月限は15.5セント安の1342.5で引けました。一方で、依然としたアルゼンチンでのストがサポート要因になっているようです。今週の輸出検証は1310万Buとなっています。また引け後に発表された作付け進捗率は11%と平年同期の26%を大きく下回っています。
コーンは産地での作付けがどれだけ進展したか、見方が交錯する中、全般的に軟調に推移しました。コーン7月限は14.5セント安の614.75で引けました。週間輸出検証は3426万Buと予想を下回りました。引け後に発表された作付け進捗率は51%と平年の72%を下回りましたが、事前予想をやや上回りました。
小麦は週末にかけた中央部での霜は市場へのサポートとはならず、軟調なコーン、小麦の増産見通しなどより、朝方は軟調でしたが、その後持ち直しました。豪最大小麦生産州で、産地の48%が干ばつに見舞われていることがサポート要因との見方ですが、週末にかけて一部で降雨が上値を重くしました。週間輸出検証は2060万Buの91.7%となりました。小麦7月限は前日比1.0セント高の805.5で引けました。
<NY原油市場>
前半は一時高値更新となるも、その後は最近の石油価格の上昇を受けて、中国やインドなどの石油需要が減退するのではとの思惑より軟調な動きとなりました。原油6月限は1.73ドル安の124.23で引けました。中国が金融引締めにより自国のインフレを抑制しようとする動きも圧迫要因となった模様です。
<NY貴金属市場>
NY原油安やドルが強含んだことでNY金は軟調に推移しましたが、後半はドルが下げに転じたことで下げ幅を縮小しています。銀はドル安に加えテクニカル要因がサポートとなり堅調に推移し、プラチナも安値レベルでの買い意欲は強く堅調な推移となりました。金6月限は0.9ドル安の884.9、銀7月限は31.5セント高の1722.5、プラチナ7月限は21.5ドル高の2123.3で引けました。引き続き、原油を横目にした展開が続きそうです。
大豆は需給報告の強気な結果を受け軒並み高で寄り付き、その後は押される場面も見られましたが、原油高を受け堅調だった大豆オイルがサポートとなり新穀主導で堅調に推移しました。大豆7月限は48.0セント高の1358.0で引けました。大豆の期末在庫は旧穀が1.45億ブッシェル、新穀が1.85億ブッシェルと事前予想を下回っています。大豆オイルの期末在庫は29.5億ポンドとなっています。
コーンは高寄り後、ポジション調整等の売りにより一時大きく下押したものの、NY原油同様に下値では買い人気強く、引けにかけては戻しました。コーン7月限は1.0セント安の629.25で引けました。USDAレポートでは期末在庫は12.83億Buと前回よりやや上方修正され、世界コーンの期末在庫(07-08年度)は1.0969億トンでしたが、新穀(08-09年度)の期末在庫は9903万トンと1億トンを下回りました。
小麦は小幅高で始まるも、需給報告、世界生産報告が共に予想を大幅に上回っていたことにより軟調に推移しました。米小麦収量は約24億Buと過去10年で最高、世界生産量は約6.6億トンとなりました。米旧穀小麦期末在庫は前月比300万Bu減の約2.4億Buと予想に反しました。新穀となる2008/09年度米期末在庫は約4.8億Bu。今年度世界期末在庫は約1.1億Bu、 2008/09年度は約1.2億トンに上方修正されました。小麦7月限は前日比17.5セント安の804.5で引けました。
<NY原油市場>
前日に続いてドル安が続き、NY原油は126ドル台と連日の高値更新となりました。同様にガソリン、ヒーティングオイルも高値を更新しています。原油価格が150~200ドルとの強気予想や、連日の活発なファンド買いがサポートとなっています。ナイジェリアや中東での情勢が良くないことも強気の要因です。原油6月限は2.27ドルの125.97で引けました。
<NY貴金属市場>
ドルが軟調に推移したことや、原油高によるインフレ懸念の高まりを受け、NY金は堅調に推移しましたが、FRBの金利据え置き観測が広がり上値は限定されました。銀は連れ高、プラチナは依然とした南アの電力問題に加え、UBSが初の米国ベースのプラチナETN(上場型有価証券)を売り出したことがはやされ大幅上昇となりました。金6月限は3.7ドル高の885.8、銀7月限は4.0セント高の1691.0、プラチナ7月限は59.5ドル高の2101.8で引けました。
大豆は本日はやや軟調に寄り付いたものの、その後は堅調なコーンや大豆オイルをサポートに底堅く推移しました。引けにかけては押される場面もありましたがプラス圏を維持しています。大豆7月限は1.0セント高の1310.0で引けました。大豆の週間輸出成約は旧穀が4.1万トン、新穀が23.96万トンとなっており、大豆ミールとオイルはそれぞれ12.22万トン、1.19万トンとなっています。インドではインフレ圧力を背景に、大豆オイルを含む先物市場での取引を向こう4ヶ月間停止する模様です。
コーンは高寄り後も、ここ数日降り続いている雨により作付けが一層遅れるとの懸念が広がり、一段高となりました。コーン7月限は17.25セント高の630.25で引けました。新穀限月は一代高値を更新。週間輸出成約は旧穀が33.7万トン、新穀は6.3万トンでした。シカゴは来週にかけても雨勝ちの天候の見通しです。
小麦は高値で始まり一時安定した動きを見せ、その後は好調な輸出成約、コメ市場のストップ高、またコーンの史上高値更新がサポートとなり堅調に推移しました。週間輸出成約は旧穀約17.9万トン、新穀約31.3万トンの98.0%と過去5年平均を上回り、共に好調でした。豪の乾燥は更に1週間続く見込みです。コメ市場は、ミャンマー、マレーシアの深刻な米不足により、再びストップ高をつけています。小麦7月限は前日比14.5セント安の822.0で引けました。
<NY原油市場>
一時は2ドル以上もの下落となったものの、ECBが政策金利据置きを発表し、為替市場ではドル安が進んだことから、NY原油は後半にかけて強含みました。原油6月限は0.16ドル高の123.69で引けました。原油市場をインフレ対策の資産として見なす投資人気は依然として旺盛で、下値では買い支えられる展開が続いています。
<NY貴金属市場>
トリシェECB総裁によるタカ派なコメントを受け反発したユーロがサポートとなり、NY金は堅調に推移しました。また、テクニカル的にも850ドルレベルを維持したことで買いに安心感が見られたようです。銀やプラチナもそれぞれ堅調に推移しました。金6月限は10.9ドル高の882.1、銀7月限は17.5セント高の1687.0、プラチナ7月限は73.3ドル高の2042.3で引けました。
東京大豆は、軒並み高です。高寄り後は、夜間取引安や円高を受けて前日同様に上値を削る展開となりました。しかし、一般大豆の期先が陽線引けするなど大引けに切り返すと、後場1節までに総じてマイナス圏に沈んでいたNon大豆も持ち直しました。前日比は、Non大豆が20~1150円高、一般大豆は180~1000円高です。
東京コーンは続伸です。7日のシカゴが上伸したうえ、夜間取引も堅調に推移したことや、海上運賃が大幅続伸となっていることに支援されました。5月先限はさらに一代高根と過去最高値を更新する展開となり、大引けでは4万1190円まで値を伸ばしました。大引けの前日比は、110~570円高です。
<外国為替市場>
午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円高が進み、104円前半で取引されています。欧州中央銀行(ECB)理事会をきょうに控え、ユーロ圏経済指標の下振れなどをきっかけに前日海外市場で強まったユーロ売りの流れが東京市場でも続きました。ユーロ/ドルは2カ月ぶり安値となる1.5285ドルまで一時下落し、ユーロ/円も3週間ぶり円高水準となる159.60円まで売られました。
<国内石油市場>
国内石油市場は大幅続伸です。8日のNY原油が続伸して、期近が123.93ドルと過去最高値をさらに更新したことで、前日同様、期近を除き寄り付きからストップ高の急伸となり、終日ストップ高に張り付きました。NY原油の夜間取引が高値から下落したことや、為替の円高が進展したことは焼け石に水の感が強かったようです。なお、期近は3油種ともに前日、5000~6000円程度の暴騰となっていたことで、今日は上げ幅が3ケタ高に抑制されました。前日同様、売買がほとんど成立しないことで、超閑散商状となりました。引き続き売り方が逃げられなくなっており、明日はNY原油の動きにかかわらず、売り方の大量の踏みが入る可能性がありそうです。前日比は、ガソリンが190~2700円高、灯油が100~2700円高、原油が300~2700円高です。
<国内貴金属市場>
金・銀は、軒並み反落です。金はNY安と円高を背景に軒並み反落して寄り付き、中盤は円高に圧迫されて下げ幅を拡大しました。終盤も下げ幅を拡大し、60円前後の下げで引けました。銀もNY安や金の下落に圧迫され、期近6月限を除き2ケタ反落となりました。期先の下げが目立ち、先限は一時20円安近くまで売られました。前日比は、金が65~56円安、金ミニが62~54円安、銀が16.8~8.0円安です。
白金系貴金属(PGM)は白金が続伸し、パラジウムは反落です。白金は前日のストップ高で上げ余地を残していたことを受けて買い優勢で始まりました。その後は金軟調につられて上げ幅を縮小しました。後場は円高が進行し、上げ幅をさらに縮小した後、終盤に堅調な展開となり、大幅高で引けました。パラジウムはNY安と円高を受けて総じて反落しました。前日比は、白金が39~76円高、パラジウムが27~1円安です。
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大豆は依然として進展を見せないアルゼンチンでの供給問題を背景に高寄りで始まり、その後も高値更新を続ける原油を受け堅調に推移した大豆オイル主導で軒並み高となりました。また、中西部での降雨や、低温湿潤の気候により作付けの遅れが懸念されていることもサポートとなった模様です。大豆7月限は32.0セント高の1309.0で引けました。
コーンはコーンベルトでの降雨と平年を下回る気温の見通しがサポートとなり、堅調に推移したものの、前日のレンジ内での取引となりました。コーン7月限は6.75セント高の613.0で引けました。カナダの大麦在庫が減少していると伝えられ、また欧州では穀物の増産見通しが出ています。NY原油の高値更新もサポート要因となりました。
小麦は大豆、コーンの堅調な動きに関わらず、小麦は午前中から下落しました。昨夜にかけて冬小麦ベルトの乾燥地帯で続いた降雨、また継続する好天候によるEU2008年度の大幅増産見通しが圧迫要因との見方です。独は昨年から15.8%増の約2400万トンの生産予定で、トルコは昨年比10%増、EU全体では昨年から3000万トン増の見通しです。カナダ当局は3月の国産穀物在庫予想を約6000万トン減の約1100万トンと発表し、予想範囲内となりました。昨日イラクが買付けた小麦の内30万トンが米産でした。小麦7月限は前日比10.5セント安の807.5で引けました。
<NY原油市場>
米第1四半期の労働生産性が予想を上回ったことで、石油需要の増加期待が広がり、NY原油は123ドル台と連日の高値更新となりました。原油6月限は1.69ドル高の123.53で引けました。また日本での地震のニュースより原発停止の懸念が一時出たこともサポート要因となった模様です。
<NY貴金属市場>
インフレ圧力の高まりから利上げ観測が台頭したドルが強含み、NY金は軟調に推移しました。引けにかけては、高値更新を続ける原油がサポートとなり下げ幅を縮小しています。銀は連れ安、プラチナは安値付近では買い意欲が強く小幅安となっています。金6月限は6.5ドル安の871.2、銀7月限は16.5セント安の1669.5、プラチナ7月限は0.8ドル安の1969.0で引けました。
東京大豆は、Non大豆の期近3本を除いて反発しました。前場は、夜間取引高などを受けて両市場とも軒並み急反発しました。しかし、後場にはその夜間取引の伸びが止まったため、上値を削るようになり、結局Non大豆の期近3本は続落して引けました。前日比は、Non大豆が370円安~1020円高、一般大豆は500~1640円高です。
東京コーンは急伸です。国内連休のシカゴは軟調だったものの、為替が1ドル=104円台後半まで円安に振れるなか、他商品が軒並み高となったことや、この日のシカゴの夜間取引が急伸したことに支援されました。寄り付きから計算以上の上げ幅となり、大引けでは期先3本がストップ高となりました。また、5月先限は一代高値を更新するとともに、先限ベースでの過去最高値を更新しました。大引けの前営業日比は、520~800円高です。
<外国為替市場>
午後5時のドル/円は前日NY市場の午後5時時点から上昇し、105円前半で取引されています。海外勢の積極的な買いで一時105.29円を付けました。ただ、オプション絡みの売りも見られているようです。その上でユーロ/ドルに関してユーロ高が進み過ぎており、上値を追いにくく、かといってドルも積極的に買いにくいようで、レンジ内の値動きが続くとの見方を示しています。
<国内石油市場>
国内石油市場は急伸です。国内の連休中にNY原油が暴騰して、期近が122.73ドルと過去最高値を更新したことで、期近を除き寄り付きからストップ高の急伸となり、終日ストップ高に張り付きました。計算上は5000円高以上となるため、これも仕方のないところです。値幅制限が外れている期近は製品がほぼ5000円絡みの暴騰となり、原油期近は6000円を超えました。売買がほとんどできず、売り方が逃げることができなかったため、明日売り方の大量の踏みが入りそうです。今夜のNY原油がよほど急落しなければ、明日も急伸して寄り付く可能性が高いでしょう。前営業日比は、ガソリンが2700~5110円高、灯油が2700~4990円高、原油が2700~6170円高です。
<国内貴金属市場>
金・銀は急反発です。金は東京市場が連休中のNY大幅高を引き継いで全限月が70円を上回る急反発となりました。高寄り後はドル建て現物相場の下落に圧迫されて上値を重くする場面もありましたが、地合いを緩めることはありませんでした。終盤は円安が追い風となり、複数の限月が80円以上の上昇幅を維持して引けました。銀はNY高を背景におおむね20円を越える急反発となりました。終盤は金と同様に円安が追い風となりました。前営業日比は、金が72~82円高、金ミニが65~77円高、銀が21.7~26.1円高です。
白金系貴金属(PGM)は、急反発です。白金はドル建て現物相場の急伸を受けて値幅制限のない期近6月限が338円高で引けたのを除いてストップ高に張り付きました。先限は6335円まで上昇し、先月28日以来の高値をつけました。パラジウムもNY高を受けて買い優勢となり、10月限がストップ高に張り付きました。前営業日比は、白金が300~338円高、パラジウムが74~100円高です。
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大豆は原油高やドル安を背景に軒並み高で始まり、その後もアルゼンチンの供給問題がはやされ一段高となり、一時は40セントを超える上昇となったものの、後半は利益確定やテクニカルによる売りに押されマイナスに転じています。大豆7月限は9.0セント安の1277.0で引けました。また、世界的な食糧価格の高騰に対する懸念も圧迫要因となっている模様です。
コーンは前日引け後に発表された作付け進捗率や、高値を更新しているNY原油がサポートとなり、軒並み高で始まり、その後も一段高となりましたが、後半にかけては伸び悩みました。コーン7月限は12.25セント高の606.25で引けました。産地では降雨観測もありますが、それ程作付けへの悪影響はないとの見方もあります。
小麦は豪東部で続く乾燥が発芽阻害を招くのではとの見方から、前日の下落より大きく回復しました。現地の乾燥気候は今後も一週間以上続く見込みです。米西部で続いた雨は東部へと移動しました。イラクは7月渡しの小麦を45~50万トン米、豪、加から買付けました。カナダ当局は3月の国産穀物在庫予想を明日発表する予定です。小麦7月限は前日比12.5セント高の818.0で引けました。
<NY原油市場>
ナイジェリア、イラクからの供給懸念や、中国、インドなどの石油需要の増加見通しを背景に、NY原油は122ドル台と前日に続いて高値を更新しました。原油6月限は1.87ドル高の121.84で引けました。GS社による原油価格が2年内に150~200ドルとの見通しを発表したことも投資人気に拍車をかけています。
<NY貴金属市場>
史上高値更新を続ける原油や、ドルが売られたことで新規の買いが見られNY金は堅調に推移しました。また、バーゲンハンティングによる買い意欲も背景にあるようです。銀は連れ高、プラチナは強気なファンダメンタルをサポートに堅調に推移しました。金6月限は3.6ドル高の877.7、銀7月限は3.0セント高の1686.0、プラチナ7月限は42.4ドル高の1969.8で引けました。一方、IMFによる金売却のニュースが圧迫要因となり上値は限られているようです。
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