コーン続落！！！

＜米為替市場＞

　ECBやその他先進国の利上げ見通しを背景に、米国内のサブプ
　ライム問題などよりドルは大きく売り込まれる動きとなりまし
　た。ドル円は122台前半、ユーロドルは1.36台前半を推移。今
　週木曜にはECB会合が開かれ、金利は据置き見通しが出ていま
　すが、同日には英中央銀行の政策会合が開かれ、利上げの見通
　しが出ています。　
　
　＜NY原油＞

　午前中は、まとまった製油所の操業停止を受けて原油の需要
　が低迷するとの見方もあり下落したものの、午後にかけては
　今年後半、需要が増加するため在庫が減少するとの見方が支
　配的になりプラス圏に転じ、10ヶ月ぶりの高値を付けまし
　た。NY原油8月限は0.41ドル高の71.09ドルで引けました。現
　在原油は高値波乱にあり、今後は調整の動きを見込む声もあ
　ります。　
　

＜NY貴金属＞　　
　為替市場でのドル安、NY原油高がサポートとなり、NY金は上昇
　しました。金8月は8.3ドル高の659.2、銀9月は26.7セント高の
　1274.0、プラチナ10月は8.6ドル高の1295.1で引けました。ロン
　ドンでのテロ事件や現物市場での需要増加などもはやされた模
　様です。　


＜シカゴ大豆＞

　先週金曜日発表の作付面積レポートを受けての買いが依然優
　勢となると、堅調に推移し一代高値を更新しました。大豆8
　月限は15.25セント高の871.0で引けました。米中西部に乾燥し
　た天気が予測されており、サポートとなりました。しかし、
　勢いが保たず利益確定の動きが進み、上値を重くしました。　
　
　
＜シカゴコーン＞

　朝方は一時大豆高に追随して上昇したものの、テクニカル的な
　手仕舞い売りと良好な作況見通しより、更なる売りに押されて
　続落しました。コーン9月限は0.25セント安の339.75で引けま
　した。週間輸出検証は見通し範囲内の3420万ブッシェルとなっ
　ています。イスラエルは米産もしくは南米産コーン5.6万トン以
　上を入札予定です。　
　

＜シカゴ小麦＞

　先週末に観測されたカンザス、オクラホマでの大雨、一部での
　洪水のニュースにも関わらず、最近の上昇に対する買われ過ぎ
　感より続落となりました。小麦9月限は13.75セント安の583.25
　で引けました。週間輸出検証は2215万ブッシェルと予想レンジ
　をやや上回りました。エジプトは17.5万トンの米国産小麦を買
　付けました。